
トイレは、以前は「ご不浄」と呼ばれて家の隅に追いやられていた存在でした。
それが、最近はどんどんきれいに、そして楽しくおしゃれになってきています。
デパートや飲食店でもトイレに力を入れています。
トイレが清潔で居心地がいい場所は、圧倒的に好感度が高くお客さんも入るのです。
家を作るときは、だからぜひ「トイレに関心をいっぱい向けてあげて」と思います。

トイレをきれいで快適にしようと考えることが、暮らしの質そのものを上げてくれる。
トイレって、とても小さなスペースだけれど、家の要にもなる大切な場所なのだと思うのです。
さて、そんな大切なトイレ。
わが家では、2年前にちょっとした改装をすることにしました。
古くなった便器を変え、床材と壁も張り替えることにしたのです。
分譲マンションですから、間取りまで大掛かりに変えることはできません。
スペースはごくごく普通の小さなトイレ。
でも、このトイレをなんとか、快適で素敵な場所にすることはできないものか、とあれこれ考えました。
まず決めなくてはならないのが、便器の機種です。
これには「節水」を第一条件に。
毎日を今までどおり暮らしながら、節水や節電ができる道具を選ぶことは、今の時代とても大切な暮らしの知恵だと思うから。
ということで、これまでのものよりも、2日でお風呂1杯分の水が節水できるという機種を選択。
壁には、湿気やにおいを吸着する機能があるタイルを。
床にはビニール系の素材を避け、廃棄したあと土に返るリノリウムを。
排泄という人間の大切な行為と一番近い場所にある場所だからこそ、環境に負荷をかけないものを選ぶ。
こんな視点を持って、素材や道具を探すのは、とても楽しいものだなあと思います。
- Part1 家の中の小さな旅
- Part2 暮らしにあわせた収納
- Part3 素敵に外とつながれる家
- Part4 トイレをコレクションルームに!?
- Part5 ファミリーステーション


