耐震実験



大地震の連続加振で耐震等級最高ランクの住宅性能を実証
〜実物大住宅を使用した耐震実験〜

(形式:WMV 時間:1m22s 容量:8.69MB)

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2007年8月、茨城県つくば市にある防災科学技術研究所において、信州大学工学部 五十田准教授立会いのもと、40坪2階建ての実物大住宅を使用した耐震実験を行いました。 実験は兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)など、過去に起きた大地震を4回にわたり再現。
同日中に連続して激震を受ける過酷な実験にもかかわらず、構造体の有害な損傷はなく、極めて高い耐震性能が実物大住宅にて実証されました。

実験時刻 13:30 1波目
兵庫県南部地震クラス(阪神・淡路大震災)
1995年1月17日 震度6強 最大加速度818gal
実験時刻 13:52 2波目
新潟県中越地震クラス
2004年10月23日 震度6強 最大加速度2036gal
実験時刻 15:50 3波目
新潟県中越沖地震クラス
2007年7月16日 震度6弱 最大加速度355gal
実験時刻 16:22 4波目
兵庫県南部地震クラス(2回目)


※耐震実験を行った時点では、地震発生日より日数が浅く気象庁からのデータが入手できなかったため、東京電力株式会社が刈羽村にて計測したデータを元に加震実験いたしました。

gal(ガル) 1gal=1cm/sec2

ガルとは、地震による地盤や建物等の揺れの大きさを表す加速度の単位(cm/sec2)で建物等にどの程度の力が加わるかを示しています。


震度

震度とは、観測点における地震の揺れの強さを簡単に表す尺度で、以前は人間の揺れの感じ度合いや家屋の揺れ方・被害状況等を考慮して決定されていましたが、現在では計測機器によって観測されています。計測震度は0(無感)から7(激震)までの10段階に分けられています。

信州大学工学部 五十田准教授からのコメント

耐震住宅の基本的な考え方について

大地震に対し住宅が耐えうる力を発揮するかは、「耐震設計」と「工事」によります。
耐震設計のベースとなる建築基準法では、大地震時に倒壊しない、という最低レベル耐震性能が規定されています。つまり正しい工事をしていても建築基準法の最低レベルの耐震設計であれば、倒壊にまで至らなくてもある程度は損傷が起こる、と予想されます。

実験について

実験を行った住宅は、耐震性能の最低限を定めている建築基準法の1.5倍程度の地震にも倒壊しないように設計されています。今回の実験で再現した地震は、過去最大の地震動で木造住宅にとっては建築基準法を上回るような大地震でした。

実験結果について

実験の結果は面材などの構造体に損傷が生じる程度で、倒壊に至ることもなく、余震に対しても十分な性能を持つ建物ということがわかりました。この実験により、設計どおりの性能を持つこと、そして正しい施工がなされていることが実証されました。

フレーム構造について

壁で耐える耐力壁に比べ、フレーム構造はさほど強くはないですが、倒壊しない構造です。
耐力壁・フレーム構造ともその性能を正確に把握できれば、損傷が生じたとしても大地震に倒壊に至るようなことがないように設計は可能です。
今回の実験では、その異なる構造の組み合わせによって耐震性能が確保できるかがキーポイントでしたが、倒壊に至るようなこともなく、併用構造の有効性が確認できました。

フレーム構造住宅による大空間・大開口での耐震実験

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