設計士が考える、暮らしやすい家とは?

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「住む」を考える

第二回

気持ち良く使える
キッチン収納のヒミツ

長年改良され続けてきた熟成商品であるキッチン。さらなる改良のためには、アンケートやインタビューとは異なる手法で、ユーザー自身が意識していなかったニーズを吸い上げる必要がありました。その結果生まれた画期的なキッチン収納に秘められたテクノロジーとは何か?溝田知子さんにうかがいました。

使いやすいキッチンの
ポイントとは?

キッチンは、暮らしの基本である衣食住の「食」を担う場所。より使いやすくしよう、より無駄を省こうと長い時間をかけて多くの改良が重ねられています。それだけに、新しい機能を開発するのは難しいといわれてきました。私たちが目指したのは、使う人がしあわせになれるキッチン。使う人の視点に立ってキッチンを見つめ直すために、生活工学の調査法に基づいて、一般ユーザーのキッチンでの行動をつぶさに観察しました。アンケートやインタビューでは、ユーザーが自覚している事柄しか吸い上げることができません。一方、行動観察は動作の意味や心理を分析することで、ユーザー自身が気づいていない要望や不満を明らかにすることができます。その結果、「手間を省いて最小限の動作で済ませようとする」「作業の工程を短縮しようとする」という行動がよく見受けられることに気づきました。例えば、引き出しを全開にせず、ちょっとあけたすき間から必要なものを取り出す、あけた引き出しを手ではなく体で押して閉める、といったことです。これを受けて決まった開発のキーワードが、「最少労力・最大効果」。使いやすいキッチンのポイントといえるでしょう。

写真:株式会社LIXIL

最新の収納の工夫を
教えてください。

日本は外国に比べて食生活が豊かでバラエティに富んでいるので、どうしても調理器具や食器が増えてしまいがち。そのため、収納スペースの容量と使い勝手には、大きな関心が寄せられています。共働き家庭がよく行う週末の買いだめの影響もあり、収納の重要性はますます高まっているといえるでしょう。ストレスを感じず、体の負担も少ない収納を目指して試行錯誤の末に開発したのが、「らくパッと収納」(左の写真)です。最大の特徴は、引き出しのドアが20度傾くことでテコの原理が働き、軽い力で開けられること。ドアが傾いたときにドアポケットやインナー引き出しラックが見えるので、引き出しを大きくあけなくても必要なものがひと目で見渡せ、ワンアクションで取り出すことができます。視線の動きを計測する「アイトラッキング」や作業時の筋負荷を測る「筋電測定」などによって、ドアが傾かないタイプに比べて肩や肘の動きが少なくなり、楽な姿勢で取り出せることが確認されています。リウマチで手先に力が入らない高齢の女性ユーザーから、「これなら開け閉めできるので助かります」という感想をいただいたときはうれしかったですね。

取材協力: 住まいと暮らしの総合企業 LIXIL [外部リンク]

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