住宅関連ニュース~住まいの今を伝える~

省エネ注文住宅のキーワード「ZEH」についてわかりやすく解説


ZEH(ゼッチ)という言葉を知ったきっかけとして、太陽光発電やオール電化システムの検討で「新築注文住宅の省エネ」について調べてみたときに知ったという方が多いのではないでしょうか。
「一次エネルギー消費量が正味(ネット)でゼロとなる住宅」とはどのような意味か?どれくらい省エネ対策ができるのか?はじめてZEHについて調べる方にもわかりやすく解説いたします!




【「ZEH」とは「1年を通して消費電力と発電量がプラスマイナスゼロ以下になる家」】

ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略称が「ZEH」。住宅で消費する電力量をできるだけ抑え、敷地内で再生可能エネルギーを活用することで「実質的に消費するエネルギーをゼロにする」基準をクリアした住宅を「ZEH」と言います。
※戸建て住宅以外のビルやマンションだとZEB(ゼブ):Net Zero Energy Buildingになります。

ZEHの基準は各ハウスメーカーが独自で設けているものではありません。国土交通省で制定された建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)に基づいて認定を受けます。

また、省エネという観点だけではなく「快適な室内環境を保つ」という住まいやすさの観点についても、経済産業省が定義している高付加価値住宅です。

「電気代もガス代も上がっているし、災害時の停電も気になるし、せっかく注文住宅を建てるなら省エネや太陽光発電についてもしっかりチェックしたい!」……家づくりの重要な選択肢として「省エネ」を挙げる方が増えており、ハウスメーカーや工務店もZEH対応の家づくりに積極的に取り組んでいます。


しかし、実は日本は「家づくり」に関する省エネ分野については取り組みを始めたばかり。


ZEH(net zero energy house)は、もともとEUが環境対策のためのエネルギー消費量削減を目的としてスタートしたものです。EU圏内の約4割を占める住宅・建築部門のエネルギー消費量を削減するため「建築物に関する欧州指令(Energy Performance of Building Directive):通称EPBD」が施行されたのが2002年のこと。
それ以来、欧米各国が「ZEH」基準の制定をすすめてきました。なかでも先進的なイギリスでは、2016年時点でZEH規制が新築住宅で法制化、義務化されています。

もともと、冬場の暖房のためのエネルギー消費量が欧米諸国と比較して圧倒的に小さかった日本では、家庭用エネルギー消費削減のニーズもまた小さかったのです。

しかし2011年に発生した東日本大震災をきっかけとしたエネルギー政策の大きな転換、その後世界的に気運の高まっている環境問題への取り組みなどもあり、日本でも2015年に「エネルギー基本計画」にZEHの政策目標がまとめられました。

日本では「2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指す。」という目標に向けて、省エネ性能表示を活用した申請手続き、ZEHビルダーの登録、新築戸建て住宅や太陽光発電、蓄電池導入への補助金事業などの取り組みが進んでいます。

現時点では「目標」としての数値設定であり、導入の義務化は検討段階ですが、いずれは日本国内でも義務化に向けて整備されていくことが予想されています。



【土地探し困っていませんか?】自宅でゆっくり使える!土地探しツールのアカウントをプレゼント中!



【この一冊で家づくりがまるわかり】家づくりカタログをプレゼント中!




【ZEHについてのよくある質問】

「結局、ZEHの注文住宅を建てたらどうなるの??」ZEHに関するよくある疑問・質問にQ&A形式でお答えします!



ZEHを選ぶと、電気の申込をしなくていいの?

ZEHは「すべての電力を太陽光発電でまかなう」「オール電化にしてそのほかのエネルギーは使わない」という意味ではありません。これまでと同じように、電力会社への申込は必要です。「ネット・ゼロ・エネルギー」の「ネット」とは、「正味」という意味で、「1年を通じて通算すると、計算上で」ということになります。各家庭の電気使用量や、天候による太陽光発電量の変化などによって、実際の光熱費負担額は異なるということです。また、必ずしもオール電化必須というわけではなく、ガス併用のZEHも選択可能です。



ZEHにもいくつかのレベルがあると聞きましたが……?

戸建て住宅の支援制度は省エネで求められる性能だけでなく、要件ごとに異なります。
令和3年度に制定された戸建て住宅の補助金制度は大きく分けて4つです。

・地域型住宅グリーン化事業(国土交通省)……上限140万円
・戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギーハウス化等支援事業(環境省)……定額60万円・定額105万円
・次世代ZEH+実証事業(経済産業省)……定額105万円
・サステナブル建築物等先導事業(国土交通省)……上限125万円

※現在の補助金制度とは異なる場合があります。



どんなハウスメーカーでもZEH対応の家が建てられるの?

自社で建てる戸建て住宅のうち、ZEHが占める割合を50%以上とする事業目標を掲げるハウスメーカー、工務店、建築設計事務所、リフォーム業者、建売住宅販売者は「ZEHビルダー/プランナー」として登録され、検索できるようになっています。(アルネットホームは社名である「大賀建設」として届け出をしています)

令和4年7月4日現在、新築注文住宅部門で登録しているビルダーは全国で4,849件ありますが、その実績は各社で大きな違いがあります。一般社団法人環境共創イニシアチブ https://sii.or.jp/zeh/builder/search

また、地域の気候によって必要となる省エネ性能も異なります。自治体による関連補助金について詳しい知識があるかといった点も踏まえ、ZEHの注文住宅受注実績について問い合わせてみましょう。



ZEHは絶対にオール電化になるの?

太陽光発電と言えばオール電化、というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、必ずしもオール電化が必須というわけはありません。高効率ガス給湯器「エコジョーズを活用してガス併用のZEHを選ぶことも可能です。特に、料理へのこだわりをお持ちのご家族に人気があります。




【アルネットホームのZEH基準プラン「ZEROの家」

家の断熱性能と省エネ機器を活用して光熱費を削減する……アルネットホームの新築注文住宅プラン「ZEROの家」はZEH基準に対応、「HOUSE OF THE YEAR IN ENERGY」で優秀賞を獲得した省エネ住宅です。

どんな機器を導入しているの?全館空調を活かした間取りの実例は?気になる疑問にお答えする「ZEROの家」家づくりカタログにご興味がある方はぜひこちらからご請求ください!



【土地探し困っていませんか?】自宅でゆっくり使える!土地探しツールのアカウントをプレゼント中!



【期間限定 ホームページから来場予約キャンペーン】amazonギフト券をプレゼント中!



【この一冊で家づくりがまるわかり】家づくりカタログをプレゼント中!

住宅関連ニュース:カテゴリ一覧

お家づくりはこの一冊から。間取り・
価格が掲載された「プラン集」も人気です!