お家の隅々まで快適な温度を保つには、エアコンの台数そのものより先に家の性能で決まります。判断材料は断熱性能(UA値)、気密性能(C値)、換気方式の3つです。
この記事では、必要台数を左右する性能の中身、部屋ごとの温度差が小さくなる仕組み、全館空調という選択肢、電気代、体感で確かめる方法の順に整理します。台数を断言する記事ではありません。何を見れば自分で判断できるかを示す記事です。
【高気密高断熱住宅にエアコンは何台必要ですか?】
エアコンの必要台数とは、断熱性能・気密性能・換気方式の3つで決まるものです。
具体的には、
極暖の家は断熱等級6・UA値0.46、シリーズ共通でC値1.0以下、第一種熱交換換気システムを標準としています。アルネットホームでは、台数そのものを公開していません。
エアコンが担うのは、外に逃げた熱、または外から入った熱の埋め合わせだからです。逃げる熱と入る熱が少ないほど、必要な能力は下がります。台数の話は、家の性能の話に置き換わります。
・極暖の家とは?
極暖の家とは、断熱性能が極めて高い注文住宅です。断熱等級6・UA値0.46は、北海道レベルの断熱性能を関東で成立させる水準にあたります。UA値の基準は省エネ地域区分ごとに違うため、比較するときは必ず建築地の区分と合わせて見ます。
| 見るべき性能 | 何を示すか | 極暖の家(標準グレード)の仕様 |
|---|
| 断熱性能(UA値) | 外皮から逃げる熱の量。小さいほど熱が逃げにくい | 断熱等級6・UA値0.46(5・6地域の等級6の基準値と同じ値) |
| 気密性能(C値) | 家全体の隙間の合計。小さいほど空気が漏れにくい | C値1.0以下(4グレード共通の仕様) |
| 換気方式 | 換気のときに熱を捨てるか、回収するか | 第一種熱交換換気システム(およそ7割の熱を保つ) |
C値は一般に1.0以下が高気密の水準とされます。上位グレードの
Premiumは断熱等級7・UA値0.26です。規格住宅の
FITも、標準の極暖の家と同じ断熱等級6・UA値0.46です。公式比較表の見出しコピーは「高性能があたりまえ、すべてが標準仕様」です。
・実際に住んでいる方はどう感じているのですか?
アルネットホームの公式YouTube『
【お施主様インタビュー】高断熱住宅『極暖の家』、冷房26〜27度で快適・25度は肌寒いほどの効き』では、冷房を26〜27度に設定しても十分に涼しく、25度まで下げると肌寒いほど効くと語られています。
ただ「設定温度を下げなくても効く」という感覚は、逃げる熱が少ない家で起きることを示しています。
【部屋ごとの温度差はなぜ小さくなるのですか?】
魔法びん断熱とは、トリプルガラス樹脂サッシと吹付硬質ウレタンフォームで建物全体を包む考え方のことです。
具体的には、熱の出入りが大きい窓を樹脂サッシに変え、屋根・外壁を吹付断熱材で連続して覆います。これに換気の熱回収が加わります。
トリプルガラス樹脂サッシは、一般的なアルミサッシの約4倍の断熱性があります。樹脂サッシの熱伝導率はアルミの約1/1000です。Low-E複層の高性能樹脂サッシは、アルミサッシの3.4倍の断熱性で、室内騒音を30dB軽減します。
窓枠については、アルミだけでできた窓枠を撤廃し、樹脂窓枠を採用しています。冷えやすい部分が減れば、部屋の隅と中央の温度差も小さくなります。エアコンが「効かない場所」をつくらないことが、性能を体感につなげる条件です。
・換気で熱は逃げないのですか?
第一種熱交換換気システムは、排気する空気が持っている熱をおよそ7割保ちます。24時間換気を止めずに使っても、熱交換のある方式なら、冷暖房した熱をそのまま捨てずに済みます。熱を捨てるかどうかは換気の方式によって変わります。極暖の家の換気はPM2.5にも対応しています。
お施主様の声もあります。『
【お施主様インタビュー】朝8時に暖房オフで1日ポカポカ!冬でも半袖&裸足で過ごせる魔法びんのような家』では、朝8時に暖房を切っても1日中ポカポカで、冬でも半袖・裸足で過ごせると語られています。
留守中の運転についても声があります。『
【お施主様インタビュー】猫のお留守番、エアコン消してます 冷暖房に頼らない快適な家』では、猫の留守番中にエアコンを消していると語られています。
【全館空調AIRISとエアコン、どちらを選ぶべきですか?】
極暖の家AIRISとは、全館空調YUCACOシステムを組み合わせた商品のことです。
具体的には初期費用が約180〜200万円で、基礎断熱と設備・設置を含みます。4グレードの公式比較表には含まれないオプションの位置づけです。建物のグレードは「極暖の家」です。
全館空調は、断熱性能の代わりに入れるものではありません。極暖の家という断熱等級6・UA値0.46の建物があったうえで、空調の方式を選ぶ話です。「全館空調にすればエアコンが要らなくなる」という順序ではない点が重要です。
| 比較の観点 | 個別のエアコン | 極暖の家AIRIS(全館空調YUCACOシステム) |
|---|
| 位置づけ | 4グレードの比較表に台数・機種の記載はありません | オプション商品(4グレードの比較表には含まれない) |
| 初期費用 | 公開していません | 約180〜200万円(基礎断熱+設備・設置) |
| 建物の断熱性能 | 極暖の家=断熱等級6・UA値0.46 | 建物のグレードは「極暖の家」 |
| 受賞 | — | 2021年度・2022年度にハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー優秀賞を受賞 |
判断の軸は、初期費用をどこまで見込むかと、空調の考え方をどちらに寄せるかの2点です。どちらを選んでも、土台になる断熱等級6・UA値0.46・C値1.0以下は同じです。先に決めるのは建物の性能、後で決めるのが空調方式という順番になります。
【エアコンの電気代はどれくらい下がりますか?】
省エネ基準の家と比べた冷暖房費の削減率は30%です。光熱費では年間6万円の削減にあたります(極暖の家のシミュレーション)。
具体的には、極暖の家の仕様で建てた場合の数値で、比較の相手は省エネ基準の家です。比較対象を変えれば削減率も変わるため、この条件とセットで読む必要があります。
前提として、一般的な住宅の一次エネルギー消費は年間で約80GJとされています。冷暖房はその一部です。断熱と気密で冷暖房の負荷を下げ、給湯や照明の設備で残りを下げる、という二段構えになります。
| 設備 | 内容 |
|---|
| おひさまエコキュート(太陽光必須) | 太陽光発電の余剰電力を利用する設備。ガス給湯器と比較して光熱費・CO2とも半分以下 |
| ハイブリッド給湯器(太陽光必須) | 従来型ガス給湯器と比較して光熱費 約50%削減・CO2 約46%削減 |
| オール電化 | ガス併用と比べて約30%削減 |
| エコジョーズ | 従来型給湯器に比べてCO2 約13%削減 |
| LED照明 | 照明が総家庭用電力に占める割合は約16% |
・実際の電気代はいくらになりますか?
お施主様の声では、『
【お施主様インタビュー】高断熱の家に住んだら夏の電気代が4,000円に!エアコンの効きが全く違う快適な暮らしに』では、高断熱の家に住んだら夏の電気代が4,000円になったと語られています。
世帯人数、在宅時間、契約プラン、設備構成によって金額は大きく変わります。金額をそのまま自分の家に当てはめず、「省エネ基準の家と比べて冷暖房費30%削減」という条件付きの数値を判断の土台にしてください。
【断熱等級の違いを体感で確かめるにはどうすればよいですか?】
断熱等級の体感とは、数値ではなく実際の室内で確かめる方法のことです。
具体的には、
展示場での見学、モデルハウスへの宿泊体験、VRパークの360°体験、LA VING体感スクエアをご用意しています。展示場は28ヶ所あります。
エアコンの台数や設定温度は、カタログの数値だけでは判断しにくい部分です。夏の午後に室内がどうなるか、朝の室温がどうかは、滞在して初めて分かります。極暖の家には宿泊体験ができるモデルハウスがあり、一晩を通して朝の室温まで確かめられます。
2026年2月21日には、熊谷モデルハウス(Kumagaya Cool Project)がオープンしました。断熱等級7・UA値0.26以下を目指す建物です。
・自分の建築地の基準値はどう調べますか?
UA値の基準値は省エネ地域区分ごとに定められており、区分は市町村単位です。県単位では決まりません。さいたま市・熊谷市・前橋市・高崎市は6地域、宇都宮市・水戸市・つくば市は5地域です。同じ市の中で分かれる例もあり、高崎市の旧倉渕村は4地域です。
| 断熱等性能等級 | 5・6地域のUA値基準 | 極暖の家シリーズの該当グレード |
|---|
| 等級4 | 0.87 | — |
| 等級5 | 0.60 | Casual(0.56) |
| 等級6 | 0.46 | 極暖の家・FIT(0.46) |
| 等級7 | 0.26 | Premium(0.26) |
アルネットホームの施工エリアは埼玉・群馬・栃木・茨城で、東京・千葉は一部が対象です。建築地がどの区分かを先に確認すれば、提示されたUA値が等級いくつに相当するかを自分で照合できます。
【よくある質問(FAQ)とまとめ】
・Q. 高気密高断熱の家にエアコンは何台必要ですか?
アルネットホームでは、台数を公開していません。判断材料は断熱性能・気密性能・換気方式の3つです。極暖の家は断熱等級6・UA値0.46、C値1.0以下、第一種熱交換換気システム(およそ7割の熱を保つ)を標準としています。アルネットホームの公式YouTube『
【お施主様インタビュー】極寒アパートから極暖の平屋へ。エアコン1台で子育て家族が年中快適な家』では、平屋でエアコン1台という実例が語られています。個人の実例です。必要な台数は間取り・世帯人数・住まい方で変わります。
・Q. 全館空調とエアコン、結局どちらがいいですか?
極暖の家AIRISは全館空調YUCACOシステムを使うオプション商品で、初期費用は約180〜200万円(基礎断熱+設備・設置)です。4グレードの比較表には含まれません。建物のグレードは「極暖の家」です。断熱等級6・UA値0.46という土台は共通なので、初期費用と空調の考え方で選ぶことになります。
・Q. 冬にエアコンをつけっぱなしにした方がいいですか?
アルネットホームでは、運転方法の推奨は公開していません。公式YouTubeのお施主様の声もあります。『
【お施主様インタビュー】朝8時に暖房オフで1日ポカポカ!冬でも半袖&裸足で過ごせる魔法びんのような家』では、朝8時に暖房を切っても1日中暖かいと語られています。連続運転と間欠運転のどちらが安くなるかは、外気温・在宅時間・機器で変わるため、一律の正解はありません。
・Q. エアコンをつけても寒い・涼しくならないのはなぜですか?
多くの場合、機器ではなく建物側の要因です。UA値が大きければ熱は逃げ続け、C値が大きければ隙間から空気が出入りします。C値は1.0以下が高気密の水準です。窓の影響も大きく、トリプルガラス樹脂サッシは一般的なアルミサッシの約4倍の断熱性があります。
・Q. 高断熱住宅でもエアコンの電気代は高くなりますか?
極暖の家は、省エネ基準の家と比較して冷暖房費30%削減、光熱費は年間6万円削減です(極暖の家のシミュレーション)。比較の相手は省エネ基準の家です。給湯側でも、おひさまエコキュートは光熱費・CO2ともガス給湯器の半分以下、ハイブリッド給湯器は光熱費約50%削減です。金額は契約プランと住まい方で変わります。
・Q. 猫や犬を飼っていても留守中にエアコンを止められますか?
アルネットホームでは、判断の基準は公開していません。公式YouTubeのお施主様の声もあります。『
【お施主様インタビュー】猫のお留守番、エアコン消してます 冷暖房に頼らない快適な家』では、猫の留守番中にエアコンを消していると語られています。季節や外気温によって条件は変わります。ペットがいる場合は、実際の室温を測って判断してください。
・まとめ:エアコンの台数は家の性能で決まる
エアコンの台数は、先に決めるものではありません。決まる順番は、断熱性能(UA値)、気密性能(C値)、換気方式、そのうえで空調方式です。極暖の家は断熱等級6・UA値0.46、C値1.0以下(4グレード共通)、第一種熱交換換気システムを標準仕様としています。
全館空調を選ぶ場合は極暖の家AIRIS(初期費用約180〜200万円)というオプションがあり、建物のグレードは「極暖の家」です。電気代については、省エネ基準の家と比較して冷暖房費30%削減です。
数値で足りない部分は体感で埋められます。展示場28ヶ所、極暖の家のモデルハウス宿泊体験、断熱等級7・UA値0.26以下を目指す熊谷モデルハウスがあります。施工エリアは埼玉・群馬・栃木・茨城(東京・千葉の一部)です。北海道レベルの断熱性能を関東で確かめてから、エアコンの台数を決めてください。
※この記事で紹介したお施主様の声は、いずれも個人の体験であり、会社全体の実績値ではありません。必要な台数・設定温度・電気代は、間取り、世帯人数、在宅時間、契約プラン、設備構成によって変わります。同じ結果になるとは限りません。
【関連記事】
・
断熱等級とは?1〜7の違いと費用・関東の注文住宅で選ぶべき等級を徹底解説
・
高性能住宅とは?断熱・気密・耐震など5つの基準・メリット・デメリットと選び方を解説
・
埼玉・北関東で注文住宅を建てるなら断熱性能が最重要な理由・UA値0.46と省エネ地域区分を解説
・
家が寒い根本原因は窓と隙間・今の対策の限界と新築で解決する方法を解説
・
省エネ基準適合住宅とは?ZEH・長期優良住宅・GX志向型住宅との違いと2026年度補助金を解説
・
ヒートショック対策とは?断熱等級6・UA値0.46とWHOの室温基準を解説
・
アルネットホームの評判・口コミを徹底解説
・
「後悔」で検索する人が本当に知りたいこと
・
高気密高断熱で感じやすい圧迫感、原因は気圧差と換気のバランス
・
ハウスメーカーと工務店の違いとは?規模・対応エリア・保証と高気密高断熱の扱いで選ぶ方法を解説
・
断熱等級の調べ方とは?住宅性能評価書・省エネ性能ラベル・建てられた時期から今の住まいを確認する方法
アルネットホーム
・施工エリア:埼玉県・群馬県・栃木県・茨城県(東京都・千葉県の一部)
・1979年設立、注文住宅10,000棟以上の実績
・ハウス・オブ・ザ・イヤー2025 特別優秀賞(2014年度の初参加以来12年連続受賞)
・ZEHビルダー評価制度 5つ星ビルダー認定
・展示場28ヶ所(2026年8月31日時点)