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断熱等級の調べ方とは?住宅性能評価書・省エネ性能ラベル・建てられた時期から今の住まいを確認する方法

今ある住まいや検討中の中古物件の断熱等級は、住宅性能評価書、長期優良住宅の認定、省エネ性能ラベル、建てられた時期という4つの手がかりから確認します。等級そのものが分かるのは住宅性能評価書で、残りの3つは等級の範囲を絞る材料になります。

この記事は、これから建てる住まいの等級を決める場面ではなく、すでに住んでいる住まいや、購入を検討している中古物件がいまどの水準にあるのかを知りたい方に向けた内容です。調べる4つの方法、評価書が手元にないときの進め方、建てられた時期と当時の省エネ基準、長期優良住宅の認定基準の順に扱います。等級が分かったあとの選択肢は、アルネットホームの「極暖の家」を例に見ていきます。


【断熱等級の調べ方とは?】

断熱等級の調べ方とは、住まいの断熱等性能等級を、住宅性能評価書・長期優良住宅の認定・省エネ性能ラベル・建てられた時期という4つの手がかりから確認する手順のことです。
このうち等級そのものを示す書類は住宅性能評価書で、ほかの3つは等級の範囲を絞る材料になります。

断熱等性能等級は、住宅の品質確保の促進等に関する法律にもとづく住宅性能表示制度の等級です。第三者機関である登録住宅性能評価機関が評価し、2000年度(平成12年度)から運用されている任意の制度です。

任意の制度である点が、これから建てる場合との最大の違いになります。評価を受けていない住まいには、そもそも等級そのものがありません。等級が分からないのは調べ方が悪いからではなく、付いていない住まいが多数あるためです。

等級ごとの基準値と等級どうしの違いは、「断熱等級とは?」で詳しく扱っています。


【今の住まい・検討中の物件の断熱等級を調べる4つの方法とは?】

断熱等級を調べる4つの方法とは、住宅性能評価書を見る、長期優良住宅の認定を受けているかを見る、省エネ性能ラベルを見る、建てられた時期から当時の省エネ基準をたどる、の4つのことです。
等級そのものが分かるのは1つめだけで、残りの3つは範囲を絞る材料です。

調べ方分かること気をつける点
住宅性能評価書を見る断熱等性能等級そのもの住宅性能表示制度は任意。評価を受けていない住まいには等級がない
長期優良住宅の認定を受けているかを見る認定の時点で求められた等級の下限求められる等級は、新築と今ある住まいとで異なる
省エネ性能ラベルを見る販売・賃貸される住宅の断熱等性能等級2024年4月1日より前に建築確認申請をした建築物には、告示に従った表示を求めていない
建てられた時期をたどる当時に存在した省エネ基準と、それに対応する等級当時の基準であって、その住まいの等級ではない
省エネ性能ラベルとは、建築物省エネ法にもとづき、販売や賃貸を行う建築物のエネルギー消費性能を表示する制度で、2024年(令和6年)4月1日に始まりました。ラベルの「断熱性能」は断熱等性能等級そのもので、UA値の等級とηAC値の等級のうち低いほうの等級が示されます。

表示の根拠は、建築物省エネ法第27条の努力義務です。義務ではありませんが、告示に従った表示をしていないときは、国土交通大臣による勧告、勧告に従わなかった場合の公表、さらに命令という段階が第28条に定められています。

なお、既存住宅向けには2024年11月から省エネ部位ラベルの運用が始まっています。こちらは窓や給湯器などの部位にチェックマークが付くもので、断熱等性能等級は出てきません。

門柱と植栽を配した玄関アプローチ。アルネットホームの注文住宅の外まわり


【住宅性能評価書が手元にない一戸建てはどうすればよいですか?】

住宅性能評価書が手元にない一戸建てでは、長期優良住宅の認定の有無、販売時の省エネ性能ラベル、建てられた時期という3つの材料から範囲を絞ります。
評価書がない住まいは珍しくありません。2021年度(令和3年度)の住宅性能表示制度の実績は約24万4千戸で、新設住宅の28.2%にとどまります。

中古物件を検討している場合は、評価書があるかどうかを売主や仲介の担当者にたずねる方法があります。評価書が見つかった場合でも、書類に出てくる名称や指標が、いま使われているものと違って見えることがあります。

時期書類に出てくる名称・指標背景
2013年(平成25年)10月1日より前Q値(熱損失係数)/μ値(夏期日射取得率)外皮の評価指標が改正前のもの。経過措置により2015年3月まではこの指標の書類が出ることがある
2013年10月1日以後UA値(外皮平均熱貫流率)/ηA値(冷房期の日射熱取得率)省エネ基準の改正が施行(経過措置1年6ヶ月)
2015年(平成27年)3月31日まで省エネルギー対策等級住宅性能評価における「断熱等性能等級」を「省エネルギー対策等級」とみなすことができるとされていた
2015年4月1日以後断熱等性能等級評価方法基準の改正
手元の書類に「断熱等性能等級」という語が見つからない場合でも、「省エネルギー対策等級」の欄があれば、それが同じ位置づけの等級です。Q値やμ値しか書かれていない場合は、2013年の改正より前の指標なので、いまのUA値にそのまま読み替えることはできません。Q値は延床面積で割る指標、UA値は外皮面積で割る指標で、同じ性能の住まいでも建物の形によって換算値が変わるためです。

3つの材料を合わせても、等級がはっきりしない住まいはあります。そのうえで、いまの住まいをどうするかを考える段階に移ります。

造作デスクと収納棚を組み合わせた書斎コーナー


【建てられた時期から断熱等級は分かりますか?】

建てられた時期から分かるのは、その当時に存在した省エネ基準と、それに対応する断熱等性能等級までです。
「この年に建った住まいは等級いくつ」と断定することはできません。

断熱基準の変遷該当する断熱等性能等級
無断熱等級1
1980年(昭和55年)旧省エネ基準等級2
1992年(平成4年)平成4年基準等級3
1999年(平成11年)平成11年基準等級4
2016年(平成28年)平成28年基準等級4
2022年(令和4年)誘導基準の創設等級5
2022年 より上位の等級の創設等級6・等級7
1999年の平成11年基準と2016年の平成28年基準は、どちらも断熱等性能等級4に対応します。平成11年基準だから等級3、という対応にはなりません。

この対応は、建てられた当時に存在した基準と等級の対応であって、その住まいが実際にその等級であることを示すものではありません。理由は3つあります。

1つめは、断熱等性能等級が住宅性能表示制度の評価を受けてはじめて付くものだからです。2021年度(令和3年度)に新築された住宅のうち、制度を利用したのは28.2%でした。

2つめは、住宅の省エネ基準への適合が義務になったのが2025年4月に着工する住宅からだからです。それ以前は、基準が存在しても適合の義務はありませんでした。

3つめは、義務化の直前でも適合率が100%ではなかったからです。令和6年度(2024年度)の新築住宅の省エネ基準適合率は、全体で92.3%でした。

年月日何が変わったか
2013年(平成25年)10月1日住宅の省エネ基準を見直し、外皮の評価をQ値からUA値等に変更。一次エネルギー消費量を導入(経過措置1年6ヶ月)
2022年(令和4年)4月1日断熱等性能等級5と一次エネルギー消費量等級6を施行
2022年10月1日戸建住宅の断熱等性能等級6・7を施行
2025年(令和7年)4月1日以降に着工する住宅に、省エネ基準への適合を義務化
等級5と等級6・7は施行の日が違います。等級5は2022年4月1日、等級6・7は2022年10月1日からで、まとめて同じ日に新設されたわけではありません。

アルネットホームの注文住宅の外観。深い軒と白い塗り壁の正面


【今の住まいは長期優良住宅の認定基準を満たしていますか?】

満たしているかどうかは、その住まいの断熱等性能等級と一次エネルギー消費量等級が、建てられた時期ごとに決まった等級以上かどうかで判断します。長期優良住宅の断熱に関する認定基準とは、新築では断熱等性能等級5と一次エネルギー消費量等級6の両方を満たすことです。
今ある住まいを認定してもらう場合は、2022年9月30日以前に新築された住まいには断熱等性能等級4と一次エネルギー消費量等級4が求められます。

新築の基準は2022年(令和4年)10月1日から適用されています。断熱だけでは要件を満たさず、一次エネルギー消費量等級6がセットで必要になる点が見落とされやすいところです。

今ある住まいを、新築せずに長期優良住宅として認定してもらう道もあります。住まいの所有者等が長期優良住宅維持保全計画を作成し、所管行政庁に認定を申請する仕組みで、長期優良住宅の普及の促進に関する法律第5条第6項に定められています。このルートでは、その住まいがいつ建てられたかによって求められる等級が変わります。

区分断熱等性能等級一次エネルギー消費量等級
新築等級5等級6
増築・改築等級5等級6
今ある住まい:2022年9月30日以前に新築等級4等級4
今ある住まい:2022年10月1日以後に新築等級5等級6
今ある住まい:2022年9月30日以前に新築し、2025年4月1日以後に増改築原則 等級5(増改築部分が誘導基準等に適合する場合は等級4)原則 等級6(同じ場合は等級4)
基準の根拠は、長期使用構造等とするための措置及び維持保全の方法の基準(平成21年2月24日 国土交通省告示第209号)第3の6です。新築の一次エネルギー消費量側には、共同住宅等に別の道も定められています。

これから建てる場合は、断熱等性能等級をあらかじめ決めて建てられます。アルネットホームの極暖の家シリーズは、4グレードすべてが長期優良住宅の断熱性能の基準に適合します。

商品断熱等性能等級(UA値)適合断熱性能
極暖の家 Premium等級7(UA値0.26)GX志向型住宅/長期優良住宅/ZEH住宅
極暖の家等級6(UA値0.46)GX志向型住宅/長期優良住宅/ZEH住宅
極暖の家 FIT等級6(UA値0.46)GX志向型住宅/長期優良住宅/ZEH住宅
極暖の家 Casual等級5(UA値0.56)長期優良住宅/ZEH住宅
適合断熱性能は、断熱性能が基準を満たしていることを示すもので、別途必要な設備や条件があります。

・極暖の家とは?

極暖の家とは、断熱性能が極めて高い注文住宅です。断熱等級6・UA値0.46は、北海道レベルの断熱性能を関東で成立させる水準にあたります。気密性能は極暖の家シリーズ共通でC値1.0以下で、C値は一般に1.0以下が高気密の水準とされます。
断熱の作りは魔法びん断熱で、トリプルガラス樹脂サッシと吹付硬質ウレタンフォームによって建物全体を包みます。アルミだけでできた窓枠を撤廃し、樹脂窓枠を採用しています。2017年に発売されました。ハウス・オブ・ザ・イヤー2025では「極暖の家」が特別優秀賞を受賞しています。アルネットホームは2014年度の初参加以来、12年連続の受賞です。

高窓を設けた対面キッチン。アルネットホームの注文住宅の室内


【よくある質問(FAQ)とまとめ】

・Q. 自分の家の断熱等級はどうやって調べますか?

手がかりは4つです。住宅性能評価書、長期優良住宅の認定の有無、販売時の省エネ性能ラベル、建てられた時期です。等級そのものが分かるのは住宅性能評価書で、残りの3つは範囲を絞る材料になります。住宅性能表示制度は任意の制度なので、評価を受けていない住まいには等級そのものがありません。

・Q. 住宅性能評価書が手元にないときはどうすればよいですか?

長期優良住宅の認定の有無、販売時の省エネ性能ラベル、建てられた時期の3つから範囲を絞ります。2021年度(令和3年度)に新築された住宅のうち、住宅性能表示制度を利用したのは28.2%でした。中古物件を検討している場合は、評価書があるかどうかを売主や仲介の担当者にたずねる方法があります。

・Q. 中古住宅の断熱等級は省エネ性能ラベルで分かりますか?

ラベルがあることを前提にはできません。省エネ性能表示制度は2024年(令和6年)4月1日に始まった制度で、それより前に建築確認申請をした建築物には、告示に従った表示を求めていません。表示がある場合は有力な手がかりで、ラベルの断熱性能は断熱等性能等級そのものです。

・Q. 築年数から断熱等級は分かりますか?

分かるのは、当時に存在した省エネ基準と、それに対応する等級までです。1980年(昭和55年)の旧省エネ基準が等級2、1992年(平成4年)の平成4年基準が等級3、1999年(平成11年)と2016年(平成28年)の基準が等級4に対応します。その住まいが実際にその等級である保証はありません。

・Q. 長期優良住宅の断熱等級はいくつですか?

新築では断熱等性能等級5と一次エネルギー消費量等級6の両方が必要で、2022年(令和4年)10月1日から適用されています。今ある住まいを長期優良住宅維持保全計画で認定してもらう場合は、2022年9月30日以前に新築された住まいなら、断熱等性能等級4と一次エネルギー消費量等級4です。

・Q. 調べた等級が低かったらどうすればよいですか?

手立ては、断熱改修と、建て替えや住み替えによる新築の2つです。改修でどの水準まで届くかは住まいごとに異なり、一律には決まりません。新築であれば、断熱等性能等級をあらかじめ決めてから建てられます。極暖の家と極暖の家FITは、断熱等級6・UA値0.46です。

・まとめ:断熱等級の調べ方と、分かったあとの選択肢

今ある住まいや中古物件の等級は、次の4つを順に当たれば絞り込めます。

・住宅性能評価書:断熱等性能等級そのものが分かる。2015年3月31日までに評価を受けた住まいでは「省エネルギー対策等級」という名称になっていることがある
・長期優良住宅の認定:認定の時点で求められた等級の下限が分かる。2022年9月30日以前に新築された住まいなら等級4
・省エネ性能ラベル:販売・賃貸される住宅に表示。2024年4月1日より前に建築確認申請をした建築物には表示を求めていない
・建てられた時期:当時の省エネ基準と、それに対応する等級までが分かる。その住まいの等級そのものではない

4つを合わせても等級がはっきりしない住まいはあります。そこで残る選択肢が、断熱改修と新築です。新築であれば、断熱等性能等級を決めてから建てられます。

アルネットホームの施工エリアは埼玉・群馬・栃木・茨城で、東京・千葉は一部が対象です。注文住宅の施工実績は10,000棟以上で、極暖の家シリーズは「高性能があたりまえ、すべてが標準仕様」を掲げています。数値だけでは判断しきれない体感を確かめる方法として、展示場28ヶ所と、極暖の家のモデルハウスに泊まれる宿泊体験があります。朝の室温まで体で確かめられます。


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アルネットホーム
・施工エリア:埼玉県・群馬県・栃木県・茨城県(東京都・千葉県の一部)
・1979年設立、注文住宅10,000棟以上の実績
・ハウス・オブ・ザ・イヤー2025 特別優秀賞(2014年度の初参加以来12年連続受賞)
・ZEHビルダー評価制度 5つ星ビルダー認定
・展示場28ヶ所(2026年9月18日時点)

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